【KINGの軌跡】考え続け、成長へ -2007年参加者 近藤圭佑-

今回は、10年前のBusiness Contest KING 2007にご参加いただいき、現在はLIF &Partners の代表を務められている近藤圭佑さんにお話を伺いました。近藤さんは、企業にとってのより良い企業づくり、求職者にとっての幸せという双方の視点を大切にしている人材コンサルティングを行っていらっしゃいます。
近藤さんが10年前にKINGで得た学び、そしてその後の人生におけるKINGの影響とは?
【現在の取り組み】
―まず現在の活動として取り組んでいらっしゃることを教えてください。
今やっていることとしては主に3つで、1つ目はフリーランスでやっている人材紹介事業、2つ目は来年ごろ法人化予定のロボット事業のスタートアップをサポートしています。3つ目は、確か去年KINGに協賛していたかと思いますが、短期集中型のプログラミング講座を提供するTECH::CAMPという企業のお手伝いをさせていただいています。
―多岐にわたる活動ですね。それらの事業において近藤さんが大切にしていることはありますか?
あらゆるお客様に真剣に向き合って、お客様が求めているものを提供することですね。あるサービスに対して、お客様がどのようなものを望んでいるのかを常に考えながら、その価値を提供することを大切にしています。
―将来のビジョンについてどうお考えですか?
TECH::CAMPに関わる理由の1つでもあるんですけど、人を幸せにするサービスを提供することです。そして、事業家として、すべてのビジネスを大きくしたいと考えています。
【KINGで得たもの】
―近藤さんには2007年のKINGのコンテストにご参加いただいきましたね。参加の理由・きっかけを教えてください。また、参加してみてどうでしたか?
当時は大学1年生でしたが、2.3年前にコンテストに参加していた当時のサークルの先輩に勧められて参加しました。
とにかくしんどかったですね。スキル面、体力面でとてもつらかった。
スキル面では、大学に入りたてだったこともあり、マーケティング・プラン策定についてなにもわからない状態だったので、ついて行けなかったです。体力面では、7泊8日というより、7徹8日という感じでほぼ寝ていなかったので、意識を失うほど疲れました。
—コンテスト中意識されていたことはありますか?
自分は最年少で知識・経験において未熟だったため、当時2~3年生だったチームメイトになんとかついていこうとしていました。彼らに貢献するためにも、場を和ませてチームの雰囲気を明るくしていたことを覚えています。また、違った視点から物事を考えられるようにたくさん発言し、アイデアを出していました。
-アイデア出しやチームのコミュニケーション強化に尽力することは、些細なことに見えて実はとても大事な役割ですよね。
-KING2007のコンセプトは、「2007コミュニティを立ち上げる」でしたが、参加者やスタッフとは、その後交流はありますか?
当時の代表の稲着さんとは年に1,2回食事に行ってます。審査委員長の末次さんとはとても仲が良くて、週3,4くらいで食事に行っていました。彼は今海外にいらっしゃるのですが、継続してFacebookで連絡を取り合っています。また、当時の参加者同士でも同窓会を開いたりしています。
ただの友達だったのが、仕事の話ができるようになって、一緒にビジネスができる仲間になりました。初対面の学生たちとチームを組むのに、それがビジネスなどの込み入った話ができる仲間になれることはKINGの大きな魅力ですね。
―KINGへの参加後から現在のお仕事に至るまでは主にどのようなことをされていましたか?
学生の間は、レッドブルが日本に入ってきてまだ知名度がなかった時に、レッドブル・ジャパン株式会社のインターンシップの初期メンバーとして、レッドブルを関西で普及させるための活動をしていました。
レッドブルのインターンシップにおいて、自分が持っていた市場は日本で20番目くらいだったのですが、活動の結果、その順位をナンバーワンにし、売り上げを約20倍にすることができました。これは、KINGでフレームワークを学んだ結果ロジカルシンキング能力の重要性と、マーケティングの基礎を学ぶことができたからだと思います。KINGでは自分自身で事業を立ち上げる仮想体験ができるので、真剣に取り組めば人生を変えるきっかけになると思います。
卒業後は商社のマーケティング職に就きましたが、一年半でやめて、外資企業の新規事業立ち上げで営業からマーケティングまでおこなった後にフリーランスになりました。
―KINGに参加することで変われると思いますか?
日常生活では体験できないことが経験できるので、真剣に取り組めば変われると思います。個人的にはロジカルシンキング能力の必要性、ビジネスの難しさを学ぶことで、インターン・就職などに関連する次のアクションをおこせました。
【最後に】
―KINGコンテストへの参加を迷っている方に、一言お願いします。
迷っているなら参加すべきですね。大学四年間のうちの一週間なので、迷う必要はないと思います。
いろんな知識を学べるうえ、自分の将来について改めて思いをはせるきっかけになるので、自身の人生観に触れることができます。人生の方向性を決める良いきっかけなので、是非参加しましょう。
―すでに参加を決めている方に、一言お願いします。
7泊8日間考えることをやめないことが大切です。思っているほどKINGは甘くはないです。社会人と会って学ぶことはたくさんあるし、いろいろなことを言われてつらいかもしれません。しかし、考え続けることで、自分の成長につながると思います。
—お忙しい中ありがとうございました。
インタビュー中、KINGのコンテストは障壁も多いけれど、
その参加経験がその後の学生時代に大きく影響したことを強調していらっしゃった近藤さん。
少しでもこれからの学生生活に変化が欲しいあなたに、KINGがそのをご提供します!